知り合いからカメラを譲ってもらった。
機種はソニーのα7Ⅱ。10年前のモデルだが、評判の良い機種らしい。
らしい、というのは、僕が全くカメラに詳しくないからで、今までは全部iPhoneのカメラで済ませてきた。
十分きれいに撮れるし、なんと言ってもスマホ一台で完結できるので手軽。決してiPhoneのカメラ機能に不満があるわけではない。
じゃあなぜ、あえてカメラを持ち歩くのかというと、旅の楽しみが広がるのではないか、と期待しているのだ。
いいな、と感じた場所で、カメラを構えて、シャッターを切る。
そうすることで、自分はこういうシーンを「いいな」と思うのか、と自覚して、より強く旅の記憶に残るのではないかな、なんてことを考えている。
「でもそれって、スマホじゃダメなの?」
「重くてかさばるカメラを持ち歩く意味あるの?」
そういわれると、どうだろうか。
スマホほど手軽過ぎないから、より印象に残る、ような気はする。でも長旅だと、重いし嵩張るし、バッテリーの管理も増えるから、不便は不便。
それを押して荷物に加えるに足るほど、旅を豊かにしてくれるだろうか?
撮れる写真は、やはりスマホとは雰囲気が異なり、素敵なものが撮れる。
今はAUTOモードでシャッターを切るだけだけど、ちゃんと使いこなせば、きっと色々な表現ができるのだろう。
もうちょっとシャッターを切りながら、考えてみたい。

